小惑星探査機 はやぶさの大冒険

図書館で借りてみました。

「はやぶさが小惑星をピタリととらえるのは、東京から2万キロ離れたブラジルのサンパウロの空をとんでいる体長5ミリの虫に、弾丸を命中させるようなもの」
こんな表現があちこちに出てきます。
地球帰還時に一大ブームになった「はやぶさ」を支えてきたのは、こんな緻密な計算を黙々とやって、その結果を細々とした電波に乗せて「はやぶさ」にプログラムを送った宇宙研の方々の努力の賜物です。
だからこそ、最後の最後で「はやぶさ」が動かなくなったときの事を書いた「そこまでしてきみは」のチームリーダーの言葉が響くんだなあ。
電車の中で読んでいて泣きそうになりました。

「はやぶさ」は科学的にも工学的にも重要な仕事をいっぱいして戻ってきた。
カプセルのなかにも「イトカワ」の微粒子が沢山入っていた。
あちこち壊れた所を直したり他の機能でリカバリしたりと、まるで人間の子供をなだめたりすかしたりするようにして地球までつれて帰ってきた宇宙研の人達のノウハウは続けていかないと廃れてしまうものだと思います。
仕分けに負けるな~!

これを読んでいてボイジャーの最後を思い出しました。
確か、もうこれで通信は不可能になるという距離に達したボイジャーに、ずっと担当していたオペレーターが「もし聞こえたら最後にこっちを向いて」と送ったら数ヵ月後「yes」という意味の信号を送ってきたと。
けなげだ・・・(涙)
ボイジャーといいはやぶさといい、機械なんだからいわれた事をやっているだけだといわれればそうなんだけど、なんでこんなにけなげに映るんだろう。ぐしぐし。

まったく理系じゃない私が一気読み出来るので、もしかしたらマニアな方には物足りないかもしれませんが、面白かったです。
世の中には頭のいい人が沢山いるんだなあと、改めて感じました(^^)


山根 一眞
マガジンハウス
発売日:2010-07-29

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この記事へのコメント

swim
2010年11月24日 22:45
ぼくもかみさんもまるっきり文系(とさえ言えないけど)なので、子供はせめて理系にと思ったけど…  これが全滅。誰もそっち方面に興味をもたないの。 メダカを飼って、流れ星を見るぐらいだなあ…我が家の理科行動は。
yossi
2010年11月25日 12:42
文系バンザイ♪数字はいいんです、得意な人に任せておけばいいんです~。そういえば○○流星群とか時々チャレンジしているけれど、「降るような星空」に遭遇できた事ないです。一度みてみたいです(^^)

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